住まいの資産価値について

住まいの資産価値について、一戸建て住宅と集合住宅、建物と土地の価値などを交えながら説明いたします。住宅には年数が経過するに従い資産価値が減少するという特徴があり、建物はその性質上劣化することが防げないという理由から、このような特徴があるのです。一戸建て住宅の場合は新築一戸建て物件の場合、購入して住み始めた時点で建物部分の資産価値が大きく減少することになり、30年くらいの期間をかけて徐々に無価値の状態に移行するという特徴があります。一戸建て住宅は居住者の家族構成や好みが反映されやすいため、売却する際にはあまり良い条件で売れない傾向があり、老朽化が著しく進行するとメンテナンス費用がかかる住宅に成り下がってしまいますので、無価値に等しい査定がなされ、実質的に土地の評価額のみという資産価値になります。
マンションにおいては一戸建て住宅よりも資産価値の減少スピードは抑えられており、均一の品質とデザインも一般受けすることから、売却時もスムーズに行えるという特徴があります。さらに駅からの距離や構造面でメリットが高い免震構造などを採用されている場合は、10年経過してもほとんど資産価値は下がらない物件も存在します。適切に維持管理されている物件においてはなおさら資産価値を評価してもらいやすく、居住用としてだけではなく投資用の対象としてもマンションは購入する方が多くおられます。このように、一戸建て住宅と集合住宅では資産価値の面で大きく違いがありますので、十分に検討することが必要です。
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